英語の品詞について‐前置詞‐

今回は意外と手を抜きがちな前置詞について勉強していきます。さっそく以下の例文を見てみましょう。(例文は「英語の品詞について‐名詞 その4‐」で使用したものをそのまま使います。)

You live in Nagoya.
(あなたは名古屋に住んでいる)

動詞「live」と名詞「Nagoya」の間に下線部の「in」という前置詞がありますね。この「in」が今回の主役である前置詞です。前置詞には以下のような性質があります。

a.後ろに必ず名詞がある
b.方法、位置、原因、場所などの意味を付け加える

この説明だけだとちょっと分かりにくいかもしれませんね。では、実際に上の英文を使ってaとbの条件を満たしているか確かめてみましょう。(ここで更に分かりやすくする為に、英文の日本語訳をもっと丁寧にします。)

You live in Nagoya.
(あなたは名古屋 の中で 住んでいる)

「in」の意味をハッキリさせて日本語に訳すとこんな感じになります。これを上に挙げた条件に照らし合わせてみると…

a.後ろに必ず名詞がある
⇒ 「in」の後ろに名詞「Nagoya」がありますね

b.方法、位置、原因、場所などの意味を付け加える
⇒ 「in Nagoya = 名古屋の中で」という感じに、「in」があることで「You(あなた)」が名古屋のどこに存在するのかという情報をプラスしていますよね。つまり場所の意味が英文に足されています。

このように a と b の条件をきっちり満たしていますね。この二つの条件を理解しておくと以下のようなメリットがあります。

a.→ 並べ替え問題や英作文に対応できる
b.→ 日本語訳の意味をより正確に書くことができる。

手を抜きがちな「前置詞」の分野ですが、より高いレベルを目指すのであればキチンと勉強しておきましょう!