天体の日周運動と年周運動
夜空に輝く星は、毎日動いているように見えます。(実際には地球が自転・公転しているために、動いているように見えます。)
また、1年かけて1周り(360°)して、再び元の位置まで戻ってきます。
この「年周運動」と「日周運動」を併せて考えていく必要があります。
たとえば、3月1日 PM10:00(22:00)に南中(真南の真上にくること)する星は、1ヵ月前と1ヵ月後では何時に南中するでしょうか?
よって、1ヶ月前のAから南中の位置へその日の中で移動するには、30°÷ 15°= 2で、2時間後になります。
また、1ヶ月後のBから南中の位置へその日の中で移動するには、2時間前になります。
このように、「1年の動き=1日に1°西へ傾く」と、「1日の動き=1時間で15°西へ傾く」考え方を両方とも考慮する必要があります。