英語の品詞について‐名詞 その3‐

今回は「英語の品詞について‐名詞 その2‐」の続きの内容になります。

3.目的語になる名詞
さて、前回の指導コラムで勉強した内容は憶えていますか?その中で「補語」にならない名詞がありましたよね。けれども、「補語」になれない名詞にも、何か役割を与えなくてはいけないのです。役割の無い名詞なんて基本的には存在しません。

では、英文を使って勉強していきましょう。

You study English.
あなたは英語を勉強します。」
「You ≠ English」
「あなた≠英語」

※「≠」は「イコールではない」という意味を表す記号です。

補語は主語と=(イコール)の関係が成り立ちますよね。なので、この場合は「English」は「補語」になれませんので別の役割を与えてあげないといけませんが、ここで登場するのが「目的語」です!

「目的語」
文の中で「何を(に)」「誰を(に)」に当たる部分のこと。
必ず名詞の性質を持つ。

上の英文で言えば、あなたは「何を」勉強するのか?…と考えれば良いわけです。そう!この場合は「英語」つまり「English」が目的語となるわけですね。以下に簡単な例題を載せておきます。試しにやってみましょう。

例題1:次の英文の目的語はどれでしょうか。

I play baseball.
(わたしは野球をします)

※ ヒント…わたしは「何を」するのかと考えましょう。

誤解を恐れずに言うのであれば、(一般)動詞の後ろにはほとんどの場合で目的語があります。簡単な英文からでも構いませんので、(一般)動詞の後ろの名詞は目的語ということをしっかり意識しましょう。これが土台として定着していないと、2年生で習う「不定詞の名詞的用法」「動名詞」の分野で苦戦してしまう可能性大です!

さて、ここで次の内容を少しだけ…

You live in Nagoya.
(あなたは名古屋に住んでいる)

この英文では動詞「live」と名詞「Nagoya」の間に、「in」という単語が入ってきていますね。実はこの場合、「Nagoya」は動詞の目的語とはならないのです。次回はこの内容について勉強していきましょう。

※例題1の答え … baseball(野球)